今村輝久Teruhisa Imamura

Retrospectives

2023年4月のリニューアルに伴い作品3点が大阪大学中之島センター常設展示

https://www.museum.osaka-u.ac.jp/feature/satellite/

今村輝久作品展示

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カフェカウンター前に並んで3点展示されているのが、関西を代表する現代彫刻家の1人である今村輝久(1918-2004)の作品です。今村氏は大阪の伝統ある鋳物師の家に生まれ、金属を素材とした現代彫刻の旗手となりました。このように大阪の現代 アートの世界には伝統的なモノづくりの流れが息づいています。 『戦後の大阪を拠点に活躍した彫刻家である今村輝久は単純化された形態 – 真鍮、アルミニュームの鋳物+構築物 – に時間とエネルギーから生まれるある種の緊張感を封じ込め、凝縮させることを試みている。形態を素材自体の持つシンプルな色に制約することで、緊張感の中にボリュームを感じさせている。それは自然事象の観察者として対象のかたちを把握するという具象彫刻家として創作を始め、1950年代により本質を捉えようとする抽象彫刻に移行したという、その時の自らへの問いかけとその過程を経たことによってのみ到達することができた表現方法であると言えるであろう。(今村悦美※)※今村輝久氏のご息女』